うちわ印刷キングへようこそ!オリジナルうちわの印刷はおまかせ下さい!1本23円~で制作可能です!【日本全国対応】

お問い合わせ お問い合わせ

丸亀うちわってどんなもの?特徴や魅力、歴史を紹介

丸亀うちわってどんなもの?

丸亀うちわとは、香川県丸亀市で製作される、竹を使ったうちわのことです。職人の手によりひとつひとつ作られるのが特徴です。日本で作られるうちわの9割ほどは丸亀市で作られるといわれるほどで、日本三大うちわのひとつとしても知られています。

丸亀うちわの参考画像

丸亀うちわは、香川県丸亀市で作られるうちわです。竹を用いて作り上げるのが特徴です。伝統技術を用いた日本産のうちわの中で、90%ほどのシェア率を誇るともいわれており、平成9年には国の伝統工芸品に指定されました。

丸亀うちわは、柄と骨が一体になっており、その先をいくつにも裂いて骨を作っていきます。骨の形を整えた後、紙を貼っていき、加工して完成させていくのです。

一本の竹を使って製作され、柄から骨まで一体になっていることで、丈夫なつくりで破れにくいとされています。

形や大きさ、うちわに描かれる図柄なども多様で、様々なデザインが楽しめるのも丸亀うちわの魅力です。

丸亀うちわを仰ぐときは、ゆっくりと力を入れずに仰ぐとやわらかな風を起こしやすいといわれています。これは、竹製のうちわ特有の「しなり」が影響しているとされています。広く流通しているプラスチックの柄のうちわとは異なり、パタパタと小刻みに動かしてしまうと、丸亀うちわに使われた竹が柔らかく曲がる前に、元に戻ってしまうので風があまり起こりにくくなるといわれています。

丸亀うちわは、江戸時代に金刀比羅宮(ことひらぐう)のお参りのお土産として作られた渋うちわが始まりとされています。金刀比羅宮はいわゆる「こんぴらさん」としても親しまれています。

丸亀でうちわ作りが盛んになった理由のひとつに、うちわ作りの材料が四国から調達しやすい環境にあったことが挙げられます。

丸亀うちわの歴史_伊予竹の写真

「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)ぐれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」

このようなフレーズが歌い継がれているように、伊予(愛媛県)から竹を、土佐(高知県)から紙を、阿波(徳島県)から糊を調達し、讃岐(香川県)でうちわを作っていたことがわかります。

日本の代表的なうちわには、香川県丸亀市の「丸亀うちわ」をはじめ、京都府で製造される「京うちわ」、千葉県の館山市や南房総市などで作られる「房州うちわ」があります。これら3つのうちわは「日本三大うちわ」と呼ばれています。

京うちわは竹ひごを並べてうちわの両面に紙を貼ったうちわです。昭和52年に伝統工芸品として指定されました。京うちわは「挿し柄」といってあとから柄を差し込んで作る工法を使って作られます。

房州うちわは千葉県に自生している竹を用いたうちわで、平成15年に伝統工芸品に指定されています。もともとはうちわ作りに使いやすい竹材の産地として知られていましたが、次第にうちわの生産も行うようになったという経緯があるようです。

京うちわについては、以下のコラムでも説明していますので、ぜひチェックしてみてください。

京うちわのコラムを見る

丸亀うちわは一本の竹を用いて作られる、日本の伝統工芸品のひとつです。丸亀うちわが栄えた背景には、お参りの存在やうちわ作りに便利な立地条件などがあります。職人の手により丁寧に作られる竹うちわの世界をぜひ楽しんでみてください。