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丸亀うちわってどんなもの?

丸亀うちわの特色は、何といっても 柄と骨が一体になっている、という点です。 一本の竹を柄の幅に切り出し、 その先を幾つにも裂いて骨とします。 その先の工程も、すべてがもちろん人の手によってなされる、 熟練の職人にしかなしえない、まさに職人芸。 現に、丸亀にはうちわづくりに関するプロフェッショナルが 数名、伝統工芸士として国から認定されているのですよ。すごいことです。

この一本の竹の柄から作り出されるうちわ。 うちわなんて仰いで風を生み出す、 どれでも同じようなもんでしょ、 …と思っているそこのあなた。それは大きな間違いです。 柄から骨まで一体になっていることで生まれる しなやかさ、そして竹の持つ力強さ。 これらが相まって生み出される風は たおやかで優しく、そして力強く遠くまで届きます。 決しておおげさじゃないですよ。

ただし、この丸亀の竹うちわをあおぐさい、 一つポイントがあって、そこをおさえないと なんだよ、やっぱり同じじゃん!というか 風が来ないじゃん! というようなことになりかねません。ので少し講釈をば。

一般的に広く現在使われる樹脂製の柄のうちわ。 みなさん、風を起こすときにはこれ パタパタと手早く動かしていると思います。が。 実はこれをそっくりそのまま、丸亀の竹うちわでやると びっくりするくらい風が起きません。

樹脂製の場合はしなりがあまりないので このようにパタパタする必要があるのですが 竹うちわの場合にはしなる大きさがまるで違います。 なので、素早くぱたぱたしていると竹がしなる前に 元に戻してしまうので風のおこりがイマイチになってしまう、というわけ。

ですので、竹うちわの場合には 樹脂うちわの事も日頃の世知辛いこの世の事も一旦忘れて ごくゆったり、ゆっくりと動かしてみてください。 一時癒されること間違いなしです。

全国9割の生産を誇る丸亀うちわではありますが、 実は他の地域でも伝統工芸品に指定される うちわを生産しているところは、生産量は少ないものの、数々あるんです。

代表的なものが、京うちわ。 こちら、丸亀うちわより先に伝統工芸品として指定されました。 (丸亀は平成9年、京うちわは昭和52年。) 歴史も丸亀より古く、もとは「深草うちわ」といわれるもの。 実は丸亀うちわはこの京うちわの前身である 深草うちわを参考に作られていたりします。

しかし決定的に違うのはその作り。 丸亀うちわが柄と骨が一体であるのに対し、 京うちわは「挿し柄」といって あとから柄を差し込んで作る工法です。 現代でも、子供が持つようなものでよく見かけます。 柄の先が紙を挟むようになっているやつですね。 京うちわもなかなか興味深いので、 京うちわのお話、今しばらくお付き合いあれ。